enjoy!車椅子生活

HOME < 車椅子のいろいろ < 車椅子で不便なことって?

車椅子で不便なことって?

健常者にはできても、車椅子の人にはできないことはたくさんあります。残念ながら…。日常生活の中でも不便だなぁと感じることのほうが多いかもしれませんね。ここでは筆者の個人的な意見をもとにして、場所別に不便なことについてお話します。地域によって設備などに差があることをあらかじめ知っておいてくださいね。

劇場、コンサートホールなどで

まずはミュージカルやライブなどが行われる劇場やコンサートホールなどの施設からお話しましょう。出入り口は会場によって階段のあるところとないところがあります。階段がある場合でもたいていはスロープも併設されているので車椅子でもスムーズに出入りできます。ただ、これはどんな場所に関してもいえることですが、あまりにスロープが急だと一人で上れない人もいます。手すりが両側についていると、なお便利ですね。次に劇場やコンサートホールの中を見てみましょう。車椅子のまま観る人もいれば、車椅子からシートに移って観る人もいるでしょう。車椅子専用の席は一階席だと一番前か端に用意されているところがほとんどです。二階席、三階席と同じように専用のスペースが設けられている会場もありますが、そうなると上るのが大変ですね。またシートに座ってみる場合は出入り口の近くを好むのではないでしょうか。そうすると、どうしても端になってしまいます。特にコンサートホールなどでは、観客は総立ちになることもあって、ほとんどステージが見えないことも…。それを考えると多少首が痛くなっても一列目の席がいいのかもしれませんね。

▲ このページの上に戻る

屋外で

車の免許を持っていない人や近くに出かけるときは車椅子のまま外出することもありますよね。室内ではスイスイ動けていた車椅子も一歩外に出ると突然その動きが半減していまいます。たとえば私の場合、外ではとたんに車椅子をこげなくなることがしょっちゅうあります。単にこぎ方が下手ということもありますが、家のまわりに斜めの道路が多いためです。こぎ方を工夫しなければ、すぐ車道に傾いていってしまいます。さらに凸凹道がったり、砂利道だったりすると相当な腕の力が必要になります。また通路にはみ出している放置自転車やお店の看板なども車椅子走行をむずかしくしています。さらに、道路の端にある鉄格子タイプの排水溝にも気をつけなければ、車椅子の前輪がはまってしまうことがあります。そのほか、車椅子だと目線が低くなるので車や自転車とすれ違うときも恐怖を感じることがあります。ですが、歩道で怖い思いをしなくてすむ方法があるんですよ〜!これは場所によって限られてしまいますが、すれ違う瞬間だけでも目の不自由な人向けの点字ブロックを借ります。ガタガタするのを少し我慢して、その上をこいでいくと自転車の人は最初から点字ブロックをさけて通るため、ぶつかりそうになることはありません。

▲ このページの上に戻る

お店で

一言でお店と言っても様々なものがありますね。そのお店によってマチマチですが、私が経験したり、普段から感じていることをお話したいと思います。まずは店内に入るまで、景観のためとか、そのお店のオーナーの好み、またはお客さんの使い勝手を考えて、入り口に段差や階段がついているお店って結構多いですよね。店内はバリアフリーになっていても、そこに入ることができないのでは何の意味もありません。また、エレベーターのないビルの中の店舗などには一人では行けません。店内では高い棚にあるモノには手が届きません。けれど、今は昔よりバリアフリーとかユニバーサルデザインという考え方が浸透し、低い陳列棚使っているお店も増えてきているのではないでしょうか。また100円ショップなどのようにたくさんのものを所狭しと置く陳列スタイルのお店では、規模そのものが大きくなければ通路も狭く、車椅子では見てまわれないことになります。私は一人で出かけることが少ないので、付き添ってくれる人に頼んでいくつかモノを持ってきてもらい、その中からほしいものを選んだりもしていますよ♪どんな場面でもそうですが、特に一人で外出したときは店員さんや近くの人に声をかけて手伝ってもらうことも、時には大事なことです。

▲ このページの上に戻る

交通機関

今度は公共交通機関について考えてみましょう。とは言っても私自身は親の運転する車で移動することが多くなった今、たまにタクシーを使うくらいで、公共の交通機関を利用することはまずありません。けれど、今後いつ頻繁に利用するようになるか分かりませんしね…。今のところは夜の外出にタクシーを使うことがあります。タクシー会社によってはヘルパーの資格取得を義務付けているところもあり、障がい者の介助に手馴れている運転手さんも増えましたね。また、車椅子ごと乗れる福祉タクシーを置いている場合もあるので、車椅子の乗り降りができない人には助かります。そのほか、電車やバスはどうでしょう?最近はノンステップの市バス・市電を見かけるようになりました。ノンステップバスや電車の特徴は普通車両に比べ、乗降口の段差が低いこと。車椅子の人だけでなく、高齢者や妊婦さんにとっても使いやすいつくりになっています。中にはステップの下からもう一段板を出して乗り込むタイプもありますね。車内では専用スペースに車椅子を専用器具で固定します。普通車両より車椅子使用の乗り降りにかかる時間が短くなったとはいえ、車椅子固定にも3〜4分の時間がかかることも。それで健常者からクレームがきたという話もきいたことがあります。それはまだ車椅子使用者が乗れる快適に乗れる電車やバスが知られていない証拠ではないでしょうか。こういう乗り物がもっと当たり前になることを願っています。

▲ このページの上に戻る